JAL代表協議会が新上五島町で無人ヘリ実証調査

国交省と契約、医療物資など輸送時間短縮へ

　日本航空（JAL）は10月26日、新上五島町ソリューション協議会の代表として国土交通省と「令和2年度スマートアイランド推進実証調査」の業務委託契約を締結した。この契約締結で同協議会は、無人ヘリコプターを活用した新上五島町の医療・物流課題の解決と、物流ネットワークの構築を図る。無人ヘリの実用化に向けて、安全運航に関連するデータを取得し、実証調査などを行う。
　JALが代表となっている新上五島町ソリューション協議会は、新上五島町、ヤマハ発動機、長崎県上五島病院、新上五島町若松国民健康保険診療所、上五島部会内郵便局、新上五島町観光物産協会、五島軽運送、東京大学スカイフロンティア社会連携講座と設立した協議会。離島地域の医療・物流課題の解決に向けて、無人ヘリによる貨物輸送実現へ取り組む。・・・

※図＝JAL本社から無人ヘリを遠隔操作し、3ルートで調査を行う（提供:JAL）