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2018.07.13

ウイングトラベル

公取委、ANAの制服販売で5社に排除措置命令

3社に課徴金納付命令、課徴金額は3186万円

 公正取引委員会は7月12日、全日本空輸(ANA)が発注する制服の販売業者に対し、独占禁止法の規定に基づき排除措置命令と課徴金納付命令をしたと発表した。違反事業者数は6社(高島屋、そごう・西武、名鉄百貨店、伊藤忠商事、オンワード商事、丸紅メイト)、うち排除措置命令は丸紅メイトを除く5社に出された。また、課徴金納付命令は3社に出され、課徴金額は合計3186万円とした。
 それによると、6社は遅くとも2013年12月6日までに、ANAが同年11月1日に説明会を開催し新規調達を開始した制服について、カテゴリーごとの受注予定者の見積価格がそれぞれ最も低い価格となるよう事前に合意することで、公共の利益に反してANA向けの制服の取引分野における競争を実質的に制限していた。

 

※写真=対象商品の一例(写真:全日空提供)