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米海兵隊、AH-1W攻撃ヘリを公式退役
採用から34年、多くの作戦に参加し93万時間以上飛行
米海兵隊はこのほど、攻撃ヘリコプターAH-1W「スーパーコブラ」が公式に退役したと発表した。
AH-1W(当初はAH-1T+)は、1983年11月6日にテキサス州アーリントンのベル飛行研究センターで初飛行。ベルは1986年3月27日に海兵隊に初号機を納入したのを皮切りに、1999年の最終号機納入までに179機を製造・納入した。AH-1Wは湾岸戦争における砂漠の嵐作戦、対テロ戦争による不朽の自由作戦、イラクの自由作戦など多くの戦争・作戦において活躍し、今年8月までに累計93万3614時間を飛行したという。ちなみに、米海兵隊ではAH-1Wを再生したAH-1Z「ヴァイパー」を後継として装備している。
米海兵隊は、「AH-1Wは海兵隊に、攻撃ヘリによるオンタイム・オンターゲットの支援という素晴らしい遺産を残してくれた。・・・
※写真=1986年の初号機導入から34年、米海兵隊からAH-1Wが公式に退役した(提供:ベル)