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デルタ航空、ボーイング777型機が今月末退役
日本発最終便は羽田発LA行きの貨物専用便に
デルタ航空(DAL)は運航コストの効率化と保有機材の簡素化を目的にボーイング777型機を10月いっぱいですべて退役することを決定。日本発の最終便が10月30日の羽田発ロサンゼルス行きの貨物専用便となると発表した。
同社は1999年にボーイング777-200型機を導入。2008年以降は10機の777-200LR型機を追加。現在18機保有している。日本では羽田-ロサンゼルス線、成田-アトランタなどの路線で活躍してきた。新型コロナウイルスの影響により国際線の旅客需要が減少する中で777型機は貨物や郵便の運搬。さらに数千人の米国市民本国に送還するために運航を行っていた。
同機の後継機はエアバス350-900型機を導入。同機材の導入で1座席あたりの燃費が21%減少することとなる。
日本発最終便は羽田11時50分発のDL3456便となる。日本以外での最終運航日は31日のニューヨーク発ロサンゼルス行きの便をもって退役することとなる。
※写真=10月いっぱいで退役するデルタ航空のボーイング777型機