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2020.10.29

WING

ロッキード、パレタイズド弾薬実験で第4段階分を契約

輸送機からのJASSM-ER投下・発射の可能性模索

 ロッキード・マーティンは10月28日(米フロリダ州現地時間)、米空軍戦略開発計画・実験(SDPE)オフィスとの間に、パレタイズド弾薬プログラムにおける実験キャンペーン第4段階の支援契約を2500万ドルで結んだと発表した。
 米空軍では、C-17やC-130などの輸送機が大量の射程延長型統合空対地スタンドオフミサイル(JASSM-ER)を装備し、従来の爆撃機や攻撃機を補完する可能性を模索している。パレタイズド弾薬とは、文字通りパレットに搭載したJASSM-ER(戦闘消耗プラットフォーム:CEP)を輸送機から空中投下し、パレットから発射するというもので、標準的な空中投下手段と操作を活用することで空中発射兵器を使うことが出来るモジュラーシステムを開発するのがこのプログラムの目的という。・・・

 

※写真=ロッキード・マーティンは輸送機からのJASSM-ER投下・発射の可能性を模索する米空軍のパレタイズド弾薬プログラムで、実験第4段階の支援契約を2500万ドルで結んだ(提供:ロッキード・マーティン)

※写真=米空軍が5月28日付けのリリースで発表した、1月28日に実施したMC-130Jからの空中投下試験の様子(提供:米空軍)

※写真=米空軍が9月30日付けのリリースで発表したC-17輸送機からの空中投下試験の様子(提供:米空軍)