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JTA2020年度中間決算、純損失は43億円に
旅客収入は前期比70.8%減の59億円と大幅減
日本トランスオーシャン航空(JTA)が10月30日に発表した2021年3月期(2020年4月1日から9月30日)中間決算によると、売上利益は前年同期比65.8%減の78億円、営業損失および経常損失はともに62億円、純損失は43億円になった。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で激減した航空需要に対し、減便による収入・供給連動費(変動費)の抑制と固定費の削減に務めるも、大幅な減収を補うことは出来なかったかたちだ。
JTAは通期見通しについて、「需要は徐々に回復してきているが、新型コロナウイルス感染症の影響は依然不透明な状況が続いている」として業績見通しの公表を控えたが、引き続き全社を挙げて抜本的コスト削減に務め、業績への影響を緩和する努力を継続するとしている。
同社によると、売上利益78億円のうち、旅客収入は70.8%減少した59億円だった。今期は新型コロナウイルス感染症拡大によって政府(4月上旬から5月下旬まで)と沖縄県(8月から9月上旬まで)が緊急事態宣言を発出。この2度の緊急事態宣言によって旅客需要が大幅減少してしまい、・・・