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2020.11.04

WING

20年4-6月輸送サービス、便減少で遅延・欠航減

旅客・収入9割近く減少も、単価・イールド増加

 国土交通省航空局がまとめた2020年度4-6月の航空輸送サービス情報によると、特定本邦航空運送事業者の遅延率は前年同期比10.19ポイント低下した0.53%で、欠航率が0.35ポイント低下した0.16%であった。輸送人員は87.36%減の317万156人で、輸送人キロが87.22%減の299億4421万人キロ、旅客収入が86.17%減の473億3000万円だった。感染症の拡大影響で、航空旅客需要は壊滅的なダメージを受け、輸送人員が9割近い減少となった。運航便が減少したことで、遅延率・欠航率とも改善したかたちだ。一方で、平均搭乗区間は1.14%増の945キロで、単価を示す輸送人員当たりの旅客収入が9.41%増の1万4900円、イールドを示す輸送人キロ当たりの旅客収入が8.18%増の15.8円となって、座席の価格が上昇した。・・・