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2020.11.09

WING

陸自、木更津駐屯地でV-22オスプレイの試験飛行を実施

今月10日以降、東京湾・相模湾で試験飛行も

〔写真・文=石津祐介〕 陸上自衛隊は去る11月6日、木更津駐屯地(千葉県木更津市)において、新型輸送機V-22オスプレイの初めての試験飛行を行った。
 今回の試験飛行は705号機で行われ、駐屯地の訓練エリアまで地上滑走で移動し約10分間、高度20~50フィートで水平に移動しながらホバリングを行った。
 陸上自衛隊向けのV-22オスプレイは今年7月に701号機と705号機の2機を受領し、現時点では木更津駐屯地へ暫定的に配備されているが、防衛省は佐賀空港への恒久的な配備を計画している。
 V-22は受入点検終了後から約半年間、機体や日本独自の仕様となっている搭載装備品等の機能や特性を確認するための試験を行って行く。
 木更津駐屯地では今月10日以降、東京湾や相模湾の上空で試験飛行を行う予定で、もう1機の701号機も順次試験を行っていく。演習場など、駐屯地外での飛行訓練は来年1月以降を予定している。・・・

 

関連動画
https://youtu.be/wFoQc0aw1Fk

 

※写真=今回の試験飛行では、主に油圧や油温、計器類や操舵性のチェックが行われた

※写真=垂直離着陸モードの状態で、約10分間のホバリングを駐屯地内で行った

※写真=V-22には人員5名が同乗し、操縦は本部中隊の佐藤1等陸尉が行った

※写真=陸上自衛隊では17機のV-22が導入予定となっている。機体はホワイトとグレーの2色で塗装され、洋上迷彩仕様だ

※写真=3月に木更津駐屯地で新編された「輸送航空隊」の不破悟隊長(1等陸佐)