日本無線らがBeyond 5Gの衛星-地上統合技術開発受託

スカパー、東大と共同開発、衛星・5G連携運用確認など

　日本無線（JRC）とスカパーJSATと東京大学は、情報通信研究機構（NICT）が実施する『研究開発課題:Beyond 5Gにおける衛星-地上統合技術の研究開発』に係る研究開発委託事業の実施者として採択されたことを発表した。この研究の受託により、5Gのエリア拡大に向けた技術開発を行って行く予定だ。
　3者によれば、この研究は欧州宇宙機関（ESA）により開発された衛星-5G統合技術開発のためのテストベッドを活用し、国内で日本無線が保有するKuバンドVSATシステムとスカパーJSATが保有するKuバンド衛星とを接続し、従来独立であった衛星・地上系の異種ネットワーク間のシームレス接続を可能とすることで、衛星-5G連携運用に関する有効性や課題を確認するというもの。さらに衛星のグローバルカバレッジの特徴を活かした5Gアプリケーションの実証試験とデモンストレーションを行う方針だ。・・・