米国務省、カナダ向けSM-2ブロックIIICのFMS承認

カナダ水上戦闘艦計画の15隻に搭載

　米国務省は11月5日（米ワシントン現地時間）、カナダに対するスタンダードミサイル（SM-2）ブロックIIICの有償軍事援助（FMS）を承認したと発表した。見積もり金額としては、100基のSM-2ブロックIIICミサイルや100基のMK13垂直発射装置（VLS）などで5億ドルになるとのこと。国防総省安全保障協力庁（DSCA）は同日に議会に要求承認を通告した。
　今回のFMSで主に売却するのは、100基のSM-2ブロックIIICミサイル、100基のMK13VLS（キャニスターをSM-2ブロックIIIC用に改造）、陳腐化エンジニアリング、ミサイル生産に関連した統合および試験などのほか、技術文書、ロジスティクスサポートなどとなっている。
　なお、今回のFMSで売却するミサイルとVLSは、カナダが計画しているカナダ水上戦闘艦（CSC）計画における15隻の艦艇に搭載するものとのこと。