ウイングトラベル
★10月の旅行業倒産は6件、負債7億7500万円
TSR調べ、海外ツアーできず業績急激悪化も
東京商工リサーチ(TSR)が発表した10月の旅行業の倒産件数は6件(前年同月はゼロ)、負債総額は7億7500万円だった。単月の倒産件数としては今年最多となった。2020年1〜10月の累計では24件となり、通年で2019年の25件を上回る可能性が高まっている。
原因別では全て「販売不振」、形態別では全て「破産」だった。小規模事業者がジリ貧経営に苦しみ、コロナが追い打ちをかけて事業継続が困難となったケースなどが散見される。「新型コロナウイルス」関連の旅行業の破綻は10月までに8件(弁護士一任や準備中の3件含む)。政府や自治体、金融機関の資金繰り支援策に加え、「Go Toトラベル」が下支えしていると見られる。