記事検索はこちらで→
2020.11.11

WING

NAA、四街道市でパイプラインの燃油漏洩訓練

自治体と共同で対応習熟・連携強化へ

 成田国際空港会社(NAA)は11月13日に、成田空港パイプラインでの航空燃料漏洩などを想定した総合訓練を行う。パイプライン沿線の四街道市消防本部の協力を受け、千葉港頭・空港・四街道各石油ターミナル自衛消防隊など約60人と、消防車両8両が参加する予定としている。
 同訓練は毎年行う訓練で、パイプライン施設の燃料漏洩時に、各自衛消防隊が一体となって対応できるよう習熟を図る。自治体消防との連携を強化して、防災意識の高揚と、人的・物的被害の最小化を図る訓練。具体的に、漏洩油流出防止および拡散防止措置や、自治体消防との連携活動、負傷者搬送・応急措置、一斉合同放水などを訓練する。
 また、感染症予防対策として、参加者のマスク着用、検温、手指消毒、手袋着用などを行う。また、参加人数を抑制し、ダミー人形を使用するなど、ソーシャル・ディスタンスの確保に配慮する。

 

※写真=成田市三里塚で去年行った同訓練。左が漏洩油回収訓練で、右が一斉合同放水の様子(提供:NAA)