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レオナルド、C-27J改修型機の最終試験開始
新たなアビオニクスやウイングレットを装着
レオナルドは11月11日(ローマ現地時間)、中型輸送機C-27Jスパルタン改修型の最終試験を開始したと発表した。
この改修型は「C-27Jネクストジェネレーション」といい、FANS1/A+データリンクやTCAS(空中衝突防止装置)II7.1、ILS(計器着陸装置)Cat.II、対地接近警報装置(TAWS)など次世代航空交通管制の要件を満たす新たなアビオニクスをはじめ、コクピットディスプレイや気象レーダ、電波航法装置などが新しくなっているという。また、ウイングレットを装着したことで、短距離離着陸(STOL)機能など空力性能も向上している。
レオナルドではこの改修型機を、既存機のアップグレードキットとして提供しており、最初の改修型機は2021年に未公開顧客に納入予定としている。
※写真=C-27J改修型機は新たなアビオニクスなどを搭載したほか、ウイングレットを装着して空力性能が向上しているという(提供:レオナルド)