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2020.11.12

WING

エアバス、独空軍からユーロファイター38機

30年まで生産確保、プログラムは重要時期に
 
 エアバスは11月11日(独・タウフキルヘン現地時間)、独空軍との間で、38機のユーロファイターを受注する契約を交わしたことを発表した。38機のうち、30機は単座に、残りの8機分は複座とする方針だ。なお今回の追加発注でドイツがユーロファイタープログラム最大の発注国となった。
 ドイツでは今回のユーロファイター発注プログラムを、「クアトリガ」(Quadriga)と名付けた。「クアトリガ」とはローマ帝国時代の4頭引きのチャリオット(戦闘用馬車)のことだ。
 エアバス・デフェンス&スペースのダーク・ホーク最高経営責任者(CEO)は「トランシェ4のユーロファイターは、2060年以降の耐用年数を考えれば、現在のところ欧州で製造された最も近代的な戦闘機だ」とコメントしつつ、「その技術力は、欧州の将来の戦闘航空システムFCASに完全に統合することを可能とするもの」と話した。・・・

 

※写真=独空軍がユーロファイターを38機追加発注(提供:エアバス)