エアロネクスト、山梨県小菅村とドローン配送で連携協定

物流ドローン開発拠点兼試験場開設、定期ルートも開設へ

　エアロネクストは11月12日、山梨県小菅村との間で、ドローン配送事業の実現およびドローン配送導入による地域活性化に向けた連携協定を締結したことを発表した。
　両者はドローン配送導入による農業・観光・産業・経済の振興、地域雇用・人材育成・地域環境整備、および地域防災への貢献社会・インフラの整備を推進していく方針だ。
　具体的にはエアロネクストは小菅村において物流ドローンの研究開発拠点兼試験飛行場を設置し、新しい物流の実証を実施するとともに、ドローン配送定期ルート（ドローン実験線）の開設を行い、ドローン物流常時運用の社会実装を目指す。
小菅村は、東京から約2時間、多摩川源流部に位置する人口715人（2020年9月1日現在）の自然豊かな村。地方創生の成功モデルとして注目されているが、一方で人口がピーク時の1/3にまで減少しているほか、高齢化率が46％に達しているという。さらには自然災害、高度情報化社会への対応への課題、また物流に関しては大手配送会社の全国の配達限界エリアの一つでもあり、配達頻度や回数などに課題があるという。・・・