米民間宇宙船クルードラゴン、打上げ成功

明日13時にISSとドッキング予定

　スペースXが開発した民間宇宙船「クルードラゴン」が11月16日午前9時27分（日本時間）、打上げに成功した。宇宙航空研究開発機構（JAXA）の野口聡一宇宙飛行士を乗せたクルードラゴンは所定の軌道に投入。有人宇宙はいよいよ本格的に「民間」の時代へと突入した。
　米国フロリダ州ケネディー宇宙センターの39A射点から国際宇宙ステーション（ISS）に向けて飛び立った「クルードラゴン」は、11月17日13時00分（日本時間）にISSとドッキングする予定だ。
　野口宇宙飛行士が宇宙に滞在するのは今回で3回目。これまで米国のスペースシャトル、ロシアのソユーズ宇宙船に搭乗し、今回は初めて民間宇宙船で宇宙へと飛び立った。
　今回のミッションで野口宇宙飛行士は約半年間、ISSに滞在。ライフサイエンスや医学実験、さらには超小型衛星の放出、技術実証など、日本実験棟「きぼう」を利用した様々なミッションに従事する予定だ。