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日豪首脳会談で円滑化協定に大枠で合意
共同訓練手続きなど簡素化、21年に2+2開催へ
菅義偉内閣総理大臣とオーストラリアのスコット・モリソン首相が11月17日に実施した日豪首脳会談で、日本と豪州は日豪円滑化協定について大枠で合意に至った。両首脳は、可能な限り早く円滑化協定へ署名するため、両国で残りの課題の解消に引き続き取り組むことを確認した。インド太平洋地域をはじめとした全地域で、平和の安定と繁栄に貢献するとして、日豪による「特別な戦略的パートナーシップ」の下、安全保障・防衛協力を新たな次元に引き上げるとした。会談で両首脳は、円滑化協定がインド太平洋地域での戦略的協力強化に向けた強固な基盤になるとして、早期の完全合意に向けて意欲を示した。
この円滑化協定は、一方の国の部隊が他方の国の領域を訪問するときの手続きや、法的地位を明確化して、日豪共同訓練や災害救助活動など協力活動を円滑化する二国間協定。両部隊間の相互運用性を向上することになり、訪問部隊の出入国、関税および租税、刑事裁判権に関する手続きを含め、簡素化することになる。・・・
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※写真=菅首相と豪モリソン首相が日豪円滑化協定に大枠で合意した(提供:首相官邸)