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ユーハイム、バウム専用AIオーブン「THEO」発表
アバターインと「匠の技の瞬間移動」実現目指す
洋菓子大手のユーハイムとANAグループのアバターインは11月30日、両社が共同開発した世界初のバウムクーヘン専用AIオーブン「THEO(テオ)」の発表会を都内で開催した。
「THEO」は、画像センサーによって職人の技術を機械学習することで、職人と同等のバウムクーヘンを無人で焼き上げることが可能となっており、ユーハイムは大学などの協力を得て5年前から研究・開発に着手していたもので、新たにANAグループのavatarin(アバターイン)が開発したコミュニケーションアバター「newme(ニューミー)」を組み込むことで、遠隔での操作やコミュニケーションを実現している。
ユーハイムでは新たにと共同開発することで、今後は菓子店間の遠隔操作や、消費者によるアバターを通じた焼成体験などの実証実験を行うとしている。実証実験にあたっては、2021年3月4日に名古屋市内に開設する食の未来をテーマとした複合施設「BAUM HAUS(バウムハウス)」に設置して行う予定となっている。
ユーハイム社長の河本英雄社長は記者説明会において、・・・
※写真=洋菓子大手のユーハイムは、ANAグループのアバターインと共同開発したバウムクーヘン専用AIオーブン「THEO(テオ)」を発表した
※写真=「THEO」にはアバターインが開発した「newme」を組み込んでおり、遠隔で操作、コミュニケーションが出来る
※写真=「THEO」は30分で1本のバウムクーヘンを焼き上げることが可能で、熟練職人が5回から10回焼くことでその職人の焼き方を学習するという
※写真=「THEO」によって焼き上げられたバウムクーヘン。ユーハイムは、21年3月に名古屋市内にオープンする「BAUM HAUS」に設置し、焼き上げたバウムクーヘンの販売や実証実験を行っていく