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2020.12.04

WING

インフラメンテナンス大賞で自衛隊施設分野1件受賞

目詰まりせず衛生的な水替え実現で優秀賞

 政府の各省庁が優れた社会資本メンテナンス技術を表彰する「第4回インフラメンテナンス大賞」は、技術開発部門の自衛隊施設分野として、RAKUYU-Z工法(不断水水替工法)を優秀賞として選出した。この度の賞では、全体で288件の応募があり、同工法を含め受賞数が35件決定している。
 自衛隊施設分野で優秀賞を受賞したRAKUYU-Z工法は、汚水用ポンプと特殊プラグを使用する不断水水替技術だ。従来では水中ポンプを使用した水替が課題となっていて、たびたび目詰まりによる工事中断や、家庭の排水制限のほか、広い範囲の交通規制、さらには不衛生な労働環境など各種問題があった。同工法では、必要な場所が従来より狭く、ポンプを目詰まりなく昼夜自動で稼働し、宅桝から水替を行うことができる。それによって工期短縮、コスト削減、衛生環境改善など、社会環境への影響を最小限にとどめるメリットがある。・・・