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2020.12.07

WING

航空局、JAL重大インシで同系列エンジン緊急点検指示

問題ないことを確認、FAAにも原因究明と再発防止要請

 航空局は12月6日、去る12月4日に那覇空港を飛び立って羽田空港に向かっていた日本航空(JAL)904便(777-200型機、JA8978)で発生した重大インシデントについて、同系列エンジンを搭載した機体を運航するJAL、全日空(ANA)に対して、ファンブレードの緊急点検を指示した。この緊急点検の結果、問題がないことが確認されたという。なお、航空局は機体及びエンジンの設計製造国政府である米連邦航空局(FAA)に対し、今回の重大インシデント発生を通知するとともに、原因究明及び再発防止の協力を要請。この事案に関する情報収集を行い、必要な措置を講じていくとしている。
 JAL904便で発生した重大インシデントは、12月4日11時51分頃、那覇空港の北100キロメートル、高度約5000メートル上空において、第1エンジン(左側)がで異音および振動が発生したため、当該エンジンを停止させた。トラブル発生を受けて同機は緊急事態を宣言し、那覇空港へと引き返し、12時23分に那覇空港のB滑走路へと着陸し、滑走路上で停止した。同機を牽引車で駐機場に移動するまでの間、13時までB滑走路は閉鎖された。・・・