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理経、ACSL・VFRとドローン開発用エミュレータ開発
理経、自律制御システム研究所(ACSL)、そしてVFRの3社は、ドローン活用現場をリアルに構築したエミュレータを共同で開発することを発表した。自動車の自動運転の検証にも用いられているVR(バーチャルリアリティ)画像の生成技術を応用するという。
産業用ドローン開発では、実際の現場で実証実験を重ねることで、現場での課題解決に活かすことのできるドローンをカスタマイズして作り上げている。しかしながら実証実験のためには、現場における通常の運用を止める必要があるため、実施までに時間を要することが課題となっていた。
また、ドローン開発を効率的に行うために機械装置を含む動作・機能を模倣したエミュレータを用いるものの、従来のエミュレータはビジュアルSLAM飛行に用いられる様々なカメラには対応していないことから、必要な検証ができないという課題があったという。そのためACSLとVFRは、これらの課題により、技術開発や社会実装に遅れが生じないよう、ドローン開発用のエミュレータを新たに開発する必要があると考えていた。