ウイングトラベル
★航空各社の冬季繁忙期、国際線9割超減と厳しく
回復早い国内もGoTo中止などで予約伸びず苦戦
航空各社による2020年度年末年始(2020年12月25日-2021年1月3日)の予約状況がまとまった。今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、航空業界最悪の年となったが、その影響が年末年始にまで及んだことで、各社苦戦を強いられた。
国際線は、各国の出入国規制によって需要が完全に冷え込み、各社で予約が9割以上も減少し、依然厳しい状況が続く中でも、徐々に需要が回復へ向かい始めたところ。しかし欧州では新型コロナウイルスの変異種発見の報道もあり、今後は国際線の運航が抑制的に推移することも懸念される。
国内線は、国際線に比べて回復スピードが速く、GoToトラベル事業の影響もあって、これまで急速に需要を伸ばした。各社の繁忙期における国内線の供給については9割前後まで回復した。しかし、最近の感染拡大によってGoToトラベル事業が年末年始に一時停止となるなど、繁忙期の予約数は各社4割から5割にとどまった。