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2020.12.22

WING

サーブ、仏空軍の「Giraffe AMB」改修で契約

IFF能力の強化などやシステムの延命改修を実施

 サーブは12月21日(スウェーデン現地時間)、フランス装備総局(DGA)との間に、フランス空軍が移動式指揮統制システムに用いている「Giraffe AMB」レーダーと指揮統制システムのアップグレードおよび延命改修の契約を結んだと発表した。なお、サーブは契約金額や改修基数などは明らかにしていないが、DGAは現在運用している4基のレーダーを改修するとしている。
 この契約で改修するのは、航空管制指揮統制システム(SCCOA)の一部であり、アップグレードには戦術データリンク「リンク16」などの新機能追加による仏空軍とNATOの相互運用性確保や、情報保証(IA)、敵味方識別(IFF)能力強化などの調整を含んでいるとのこと。また、システムの延命改修としては最低でも2033年まで運用可能にするという。・・・

 

※写真=サーブは仏空軍の「Giraffe AMB」レーダーの機能強化および延命改修をDGAと契約した(提供:サーブ)