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2021.01.05

WING

露UEC、国産エンジンVK-650Vのデモ機製作

Ka-226Tなど軽量機向け、24年の量産開始目指す

 統一エンジン製造会社(UEC)はこのほど、傘下のODK-クリモフが、Ka-226Tなどの小型ヘリコプター向けの国産エンジンVK-650Vのデモ機を製作したと発表した。
 VK-650Vの離陸出力は650馬力で、現在外国製エンジンを搭載しているKa-226Tや、Ansat-U、VRT-500といったロシア製の軽量機だけでなく、外国製の同クラスヘリにも搭載可能という。2021年から2022年の間にプロトタイプを製作し、2023年の認証取得、2024年の量産開始を目指しているとのこと。
 UECは「出力特性、重量と寸法、燃費と価格を勘案して、シンプルかつ信頼性のあるエンジンを作ることが課題だ」とした上で、将来的にはドローンや軽航空機でも用いられるだろうとコメントしている。

 

※写真=小型ヘリ向けの国産エンジンVK-650Vのデモ機。Ka-226Tなどのほか、将来的にはドローンや軽航空機での使用も想定しているという(提供:UEC)