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2021.01.05

WING

ANAHD片野坂社長、営業CFの早期単月プラス化を

2年間で4000億円コスト減など、危機乗り切る5項目

 ANAホールディングスの片野坂真哉社長は1月1日、年頭所感のなかで営業キャッシュフローを早期に単月ベースでプラス化する方針を示した。さらに、あらためて2020年度と21年度の2年間で、約4000億円のコスト削減を実行することなどに触れた。
 片野坂社長は「年末年始は、新型コロナウイルス感染再拡大の影響により、平年の賑わいから程遠い利用率となった」ことに触れつつ、「それでも、この状況下でもANAグループの航空便をご利用頂いたお客様に、心より御礼申し上げたい」と述べた。その上で、「英国などで感染力の強い新型コロナウイルスの変異種が流行し不安も高まるなか、エッセンシャルワーカーとして高い使命感を発揮し、日々のオペレーションを支える、乗務員をはじめとした全ての皆さんの努力にも心から感謝申し上げる」として、グループ社員に対しても感謝の意を示した。
 また、「新年のスタートにあたり、私たちが認識すべきことは、危機感を常に持ち、そして必ず良くなるという希望を忘れないということだ」と強調。この正念場の1年を乗り切る重要なポイントとして、5つのポイントを挙げた。・・・

 

※写真=ANAホールディングスの片野坂社長。営業キャッシュフローの早期プラス化など正念場を乗り切る5項目を挙げた。写真は2020年10月27日撮影