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2021.01.06

WING

米空軍省、部隊エンブレム等の見直しを指示

空軍および宇宙軍に、差別的表現を削除へ

 米空軍省は1月5日(米ワシントン現地時間)、米空軍および米宇宙軍の部隊エンブレムやモットー、ニックネーム、コインなどについて、公式および非公式に係らず包括的な見直しを行う様に指示したと発表した。
 この指示は空軍長官、空軍参謀総長、宇宙軍作戦部長からの覚書として、昨年12月23日より60日以内に実施することになっている。飛行隊・中隊レベル以上の指揮官は人種、性別、性的指向、民族、宗教、年齢、障害者を差別する視覚的表現、シンボル、語句を削除し、プロフェッショナルな職場環境を確保することが求められており、米空軍省は、各指揮官は空軍訓令(AFI 84-105「組織の系譜、名誉、紋章」)を考慮して、歴史家や法務部、雇用機会均等などの専門家に相談を行うべきと強調している。

 

※写真=米空軍省は飛行隊・中隊レベル以上の指揮官に対し、エンブレム等を見直して差別的表現の削除を指示した(写真左からバレット空軍長官、ブラウン空軍参謀総長、レイモンド宇宙軍作戦部長、提供:米空軍)