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2018.07.24

WING

ボーイング予測、パイロット需要は過去最大の79万人

整備技術者需要予測は減少、整備間隔の長期化で

 

 ボーイングは7月23日(米ウィスコンシン州)、「2018年パイロットと技術者予測」を発表した。それによれば、今後20年間に必要とされるパイロットは79万名に達するとの予測を示した。ボーイングによれば、これは現在の2倍の規模で、同社が過去9年間に亘り毎年予測してきたなかでも最大規模の予測となった。一方、整備技術者の需要予測をみると、前回予想の64万8000名から62万2000名に減少。その主な要因は、新造機に必要な整備の間隔が長くなったためとボーイングでは分析している。
 世界経済の発展に伴い、とりわけ新興国で航空需要が増加していくことが予測されているなか、世界の空で運航される航空機数は2037年までに現在の二倍に達する見込みだ。これに伴いパイロット需要も大きく拡大する予想だ。
 ボーイングは航空会社がパイロットの需要増を満たせるよう、「パイロット・デベロップメント・プログラム」を提供する。このプログラムは未来のパイロットを航空業界の入門レベルから副操縦士レベルへと導く強化トレーニング。さらに、人材を最適化し、途切れることがないようにするツールによって、航空会社の効率的な乗員計画を支援していく。