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2021.01.06

WING

東京海上日動、三菱電機・パスコら衛星3社と協業

大規模災害時の保険金支払いを迅速化へ

 東京海上日動火災保険が、三菱電機、パスコ、そしてフィンランドのICEYEという衛星企業3社およびアビームコンサルティングと協業・連携して、大規模自然災害の発災時などの保険金支払いを高度化・迅速化する取り組みをスタートする。
 大規模自然災害が多発するなか、被災者への迅速な保険金の支払いが喫緊の課題となっている。そうしたなか東京海上日動火災では、アビームコンサルティングと共に、2018年から人工衛星が撮影した画像を活用した保険金支払いの仕組みを構築してきていた。その取り組みをさらに高度化すべく、あらたに衛星企業3社と協業することを決めた。
 例えば水害が発生した際に、各社の様々な種類の人工衛星画像を東京海上日動火災が取得。取得した複数の画像データと東京海上日動火災の顧客データ(所在地や物件情報など)を組み合わせ、AIが分析を行うことで、水害の被害の範囲や浸水高を迅速に把握することができるようにする。・・・