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2021.01.08

WING

GA-ASI、BLOS環境下でのHF通信C2でMQ-9を飛行

衛星通信利用不可の環境でも運用可能を実証

 ジェネラル・アトミクス・エアロノーティカル・システムズ社(GA-ASI)は1月7日(米サンディエゴ現地時間)、無人航空機(UAS)として初となる、見通し線圏外(BLOS)における短波(HF)通信による指揮統制(C2)機能の実証実験を完了したと発表した。
 航空機などの、水平線上に通信相手がいない(見通し線上に通信相手が居ない)BLOS通信では、HF通信や衛星通信(SATCOM)が用いられている。今回の実証実験で使用したHF通信C2では、衛星通信環境を必要とせず、送信電力とリンクジオメトリに応じて最大8000マイルまでのBLOS接続が可能という。
 実証実験では、米国政府の拒否環境下での共同運用(CODE)自律ソフトウェアをMQ-9Aブロック5のオープンオペレーショナルフライトプログラム(OFP)に統合。さらに尾翼前縁部にHFアンテナを組み込んだMQ-9を用いて、昨年12月16日にアリゾナ州ユマ陸軍試験場で飛行した。・・・

 

※写真=GA-ASIはBLOSにおけるHF通信によるC2機能の実証実験を完了し、衛星通信が利用不可の環境でもMQ-9を運用出来ることを実証した(提供:GA-ASI)