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2021.01.12

WING

米司法省、ボーイングに総額25億ドル以上の罰金

 「ボーイングの詐欺的・欺瞞的行為」と強く非難

 

 米司法省は1月7日(現地時間)、米連邦航空局(FAA)による737MAXの航空機評価グループを欺いたとして、総額25億ドル以上もの罰金を支払うことに合意したことを発表した。
 米司法省によれば、ボーイングは同日、テキサス州北部地区で提出された刑事情報に関連して起訴猶予契約(DPA)を締結。この刑事情報は米国を欺くための共謀罪で同社を告発していた。DPA締結条件としてボーイングは、刑事上の罰金2億4360万ドルのほか、737MAXの航空会社の顧客に対する補償金として17億7000万ドル、さらにはライオン航空610便とエチオピア航空302便の墜落事故で死亡した346名の旅客の相続人、親族、法的受益者を補償するために5億ドルの基金の設立など、総額25億ドル以上の刑事上の罰金を支払うことになった。

 

※写真=米司法省が737MAXに絡み、ボーイングに25億ドル以上の罰金を課した