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2018.07.25

WING

大韓航空の主脚折損、折損部破面が黒く変色

運輸安全委調査、折損以前からヒビ割れか

 運輸安全委員会は7月24日、去る6月29日に成田空港で大韓航空機(777-300型機:HL7573)の主脚が折れた重大インシデントについて、右主脚後方の車軸が折れており、折損部破面の一部が黒く変色していたことを明かした。運輸安全委員会は破面が黒く変色していたことについて、「折損する以前からヒビ割れが発生していた可能性がある」との見解を示した。運輸安全委員会の調べでは、折れた車軸は2009年7月に右主脚部を交換した際に取り付けられたものだという。運輸安全委員会は今後、折損の原因について、詳細な調査を進める。
 この重大インシデントは去る6月29日に大韓航空機の777-300型機が、定期便KAL703便として12時37分に成田空港に着陸後、地上走行中に右主脚の損傷によって誘導路上に停止したというもの。これまでの運輸安全員会の調査で、右主脚後方の車軸が折損していたことが判明した。

※写真=折損部の破面を調べると黒く変色していることが分かり、以前からヒビ割れが進行していた可能性がうかがえる(提供:運輸安全委員会)