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2021.01.19

WING

ロシアンヘリ、新型のアンサットMが初飛行

航続距離が800キロに増加、21年に試験実施へ

 ロシアン・ヘリコプターズはこのほど、小型ヘリコプター「アンサット」の改修型となる「アンサットM」の初飛行に成功したと発表した。
 「アンサットM」は改良型の燃料システムを搭載しており、航続距離が原型機の505キロメートルから800キロメートルに増加したほか、複合材の使用割合を原型機から15%増加した35%賭する等機体を軽量化。また、尾翼の改良や最新のアビオニクスを搭載したことで飛行時の安定性といった飛行特性を向上させている。さらに、メインおよびテールローターの新型ブレードも開発しているほか、2021年には新型の除氷システムやオートパイロットの搭載も計画しているという。
 「アンサットM」は、2021年に認証試験と初号機の納入を予定しているとのこと。

 

※写真=小型ヘリコプター「アンサット」の改修型「アンサットM」が初飛行に成功した(提供:ロシアン・ヘリコプターズ)