那覇空港、台風時避難用エプロン一時使用可能に

台風少ない冬季の利用、航空機の塩害防止で

　大阪航空局那覇空港事務所はこのほど、那覇空港へ設置している台風時避難用エプロンについて、台風時以外にも利用できるよう一時使用を可能にした。一時的に駐機できるのは、台風到来の可能性が低い冬季の毎年11月から4月まで。使用期間は、開始月の末日までとなる最大1ヵ月が限度で、使用月の前月7日までに手続きを行うことで、同施設に駐機することができる。
　この台風時避難用エプロンは、台風通過後に沖縄本島と離島をつなぐ定期航空路線の運航を迅速に再開させるため、空港内西側地区制限区域内に整備した施設で、2001（平成13）年から供用を開始した。強風時に航空機を駐機できるよう、上屋や消防施設などを配置した。
　これまで那覇空港事務所では、事業者や個人の航空利用者などから小型航空機の塩害影響を抑えるなどの目的で、同エプロンの使用要望を受けていたところ。そこで同エプロンの有効活用を推進するため、台風到来の可能性が低い冬季の使用について検討を進め、・・・