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2021.01.20

WING

JAL国内線計画、JTA宮古・石垣・久米島で共同引受け

需要に応じた機材調整可能に、鹿児島線増便も

 日本航空(JAL)グループは1月19日、国内線の2021年度基本便数計画を決定した。この計画では、日本トランスオーシャン航空(JTA)の羽田発着の宮古・石垣・久米島線を2021年夏ダイヤ(3月28日〜)からJAL(JL)便名へ変更することにして、同3路線でJTAとの共同引受運航を開始。需要動向に応じた機材の大型化など、調整が可能になる。さらに、JTAの季節運航便として、中部-宮古線を新規開設し、関西-宮古線および中部−石垣線を再開する。北海道エアシステム(HAC)では夏季に丘珠-奥尻線へ新規就航する。また日本エアコミューター(JAC)は繁忙期を主として、鹿児島発着の屋久島線・徳之島線・沖永良部線を増便する。
 2021年夏ダイヤからJAL便名になる羽田発着の宮古・石垣・久米島の3路線では、JTAとJAL・ジェイエア(J-AIR)・JAC・HACとの共同引受運航を開始することで、旅客や貨物の需要動向に応じ、JTAが運航する737-800よりも大型の機材へ変更することが可能となり、ニーズへ柔軟に対応できるようになる。羽田-宮古線では1日1往復の計画で、3月28日〜4月4日、4月29日〜5月5日、7月1日〜10月30日には767-300で運航することとして、それ以外には737-800で運航する。羽田-石垣線では、3月28日〜4月4日、4月29日〜5月5日、7月1〜15日、9月1日〜10月30日には767-300で1日2往復運航する。7月16日〜8月31日には1日2往復から1往復へ減便するが777-200として大型化する。それ以外の期間はJTAにより737-800で2往復運航となる。羽田-久米島線は7月16日〜8月31日の季節運航で、JTAの737-800で1往復となる。

 JTAの3路線で新規・再開、夏に丘珠-奥尻線開設

※写真=JALでは需要動向に柔軟に対応するため、JTAの3路線で共同引受けを開始する