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2021.01.22

WING

露UEC、PD-35用複合材ファンブレード開発進める

2通りの手法で開発中、今年中に比較試験予定

 統一エンジン製造会社(UEC)は1月20日(ロシア現地時間)、PD-35エンジン用の複合材ファンブレードの開発状況を明らかにした。
 UECでは複合材ファンブレードの開発にあたって、炭素繊維に樹脂を含浸させたシート状のプリプレグを用いて形成するプリプレグ技術と、三次元織布技術の2通りで開発しており、リスク分散を図っている。現在はPD-14エンジンのファンブレード寸法で製造技術の開発を進めており、今年は両方式で製作したファンブレードの比較試験を行う予定としている。
 また、今年はPD-35エンジン用寸法でのファンブレード設計書を発行し、2022年にはファンブレードの最初のサンプルを受領する予定とのこと。

 

※写真=UECはPD-35エンジン用の複合材ファンブレードの開発を進めている。2通りの手法で製作したファンブレードを今年中に比較試験するという(提供:ロステック)