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2021.01.25

WING

ボーイング、2030年までに100%SAFを目標

 ボーイングは1月22日(シアトル現地時間)、同社の民間航空機が2030年までに、既存のジェット燃料と混合することなく、持続可能航空燃料100%で運航することを目標に据えたことを発表した。現状、SAFは既存のジェット燃料に対して50:50の混合割合を上限とすることが認められているが、ボーイングなど機体メーカーやエンジンメーカーを中心にSAF100%利用とする研究開発や試験が行われてきている。
 エアートランスポートアクショングループ、米エネルギー省などによれば、SAFはCO2排出量を最大80%削減することができるとみており、将来的には100%削減する可能性があるという。
 そうしたなか航空業界は2050年までに排出量を2005年比50%削減するという目標を掲げており、機体メーカーであるボーイングとしても業界の公約を後押しすべく、SAFの取り組みを加速させている。・・・