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2021.01.26

WING

ANA国際線夏期ダイヤ、16路線で運休・3路線減便

座席キロは20事業計画比で約半分水準に低下

 全日空(ANA)は1月26日、2021年度の国際線輸送事業計画を発表した。このなかで、3月28日〜10月30日までの夏ダイヤ期間中、コロナ影響で新規就航が先送りになっている路線を含めて計16路線を運休する。さらに3路線で減便することを決めた。これにより2021年度計画における国際線の座席供給量を表すASKは、2020年度当初事業計画と比べて約半分のレベルにまで低下する見通しだ。
 ANAが発表した国際線輸送事業計画によれば、運休対象路線となる路線は成田−サンフランシスコ(週7往復)、羽田−サンノゼ(週7往復)、成田−ニューヨーク(週7往復)、成田−デュッセルドルフ(週7往復)、羽田−ストックホルム(週7往復)、羽田−ミラノ(週7往復)、羽田−イスタンブール(週7往復)、羽田−モスクワ(週7往復)、成田−ウラジオストク(週3往復)、成田−パース(週7往復)、成田−ムンバイ(週7往復)、成田−チェンナイ(週3往復)、成田−プノンペン(週7往復)、成田−ジャカルタ(週7往復)、関西−香港(週7往復)、成田−台北桃園線(週7往復)。
 さらに、羽田−ロサンゼルス(NH126/125の開設延期)、羽田−シドニー(NH879/880:週7往復→週5〜7往復)、羽田−バンコク線(NH849/848:週7往復→0〜7往復)を、それぞれ減便することを決めた。
 このうち羽田−ロサンゼルス線(NH126/125)、羽田−サンノゼ線、羽田−ストックホルム線、羽田−ミラノ線、羽田−イスタンブール線、羽田−モスクワ線、羽田−シドニー線(NH879/880)は、2020年度計画期間中に新規開設する予定の路線だったものの、新型コロナウイルス感染拡大開設時期を延期する路線だ。
 昨年3月29日に開設する予定だった・・・・・・・・・・・・・。


 3月6日に成田−ブリュッセルを週1往復便で再開
 3月〜4月中旬、運航割合は計画比18〜19%に

 またそれに先立ってANAは1月25日、3月および4月1日〜4月18日までの国際線運航計画を発表した。このなかで3月6日から成田−ブリュッセル線の運航を再開することを表明したほか、3月31日から羽田−ジャカルタ線を増便することなどを決めた。
 年が明けても新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがかからず、・・・・・・・・。

※写真=ANAの3月〜4月中旬までの国際線運航計画が発表された。コロナ禍で先行き見通しが立っていないなか、3月〜4月中旬までの計画に対する運航割合は18〜19%と2割に届かない状態が続く