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2021.02.01

ウイングトラベル

★海航集団、債権者が破産申請

 経営再建途上もコロナがトドメに

 海南航空を傘下に有する海航集団(HNAグループ)は1月29日(現地時間)に発表した声明のなかで、「海南省高等人民法院より当社グループの債務が弁済期に達しても弁済できないため、当該債権者が裁判所に破産更生を申請した」旨の通知を受領したことを明らかにした。元々、投資が過剰となっていることが指摘され、事業の売却などを進めてきたが、新型コロナウイルスが止めとなった。海南航空は引き続き、運航を継続する。
 海航集団の中核事業は海南航空。海南航空を筆頭に計14社もの航空会社が存在する。グループ全体の保有機材数は900機近くに達し、国内200都市以上に就航。国内線・国際線を合わせれば、実に2000以上もの路線を有する。その年間旅客数は1億2000万人以上に達していた。

 

※写真=海南航空を傘下に持つ海航集団の債権者が裁判所に破産申請した