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2021.02.01

WING

米空軍、KC-46A初となるC整備を終える

空軍として初めてFAAの手法を採用して実施

 米空軍ライフサイクル管理センター(AFLCMC)は1月26日(米オクラホマ州現地時間)、ティンカー空軍基地に所在するオクラホマシティ航空兵站施設が去る11月2日に、KC-46A空中給油機で初となるC整備(C-check)を完了したと発表した。
 周知の通り、航空機の機体整備は飛行前点検からA、B、C、Dの5段階あり、C整備ではエンジンやランディングギア、配線などを入念に検査する。ちなみに、KC-46Aでは2年毎にC整備を受けることになっている。
 KC-46A初となるC整備を完了したのは、第22空中給油航空団(マコーネル空軍基地)所属のKC-46A(機体番号:16-46023)。昨年9月10日にティンカー空軍基地に到着したKC-46Aは、第568航空整備中隊が52日間の整備作業を行った。KC-46Aは民間機のボーイング767型機を原型機とするだけに、整備内容は民間航空会社が行っているのと同様の内容だったという。・・・

 

※写真=AFLCMCはKC-46A初となるC整備を完了した。C整備は2年毎に行うため、今回整備を終えた機体番号:16-46023は2022年9月に再度整備を受けることになる(提供:AFLCMC)