ウイングトラベル
★ANAHD 4−12月期決算、3095億円の赤字
コロナ第3波で通期見通しも下方修正視野
ANAホールディングスが1月29日に発表した2021年3月期第3四半期決算(2020年4-12月)によると、四半期累計の純損益は3095億円の赤字(前年同期:864億円の黒字)となった。売上高は66.7%減少した5276億円に留まった。費用面では生産量の最適化や変動費抑制、さらには固定費削減などに取り組んだことで39.1%減少した8900億円に抑制。これにより、営業損益は3624億円の損失(同:1196億円の営業黒字)となり、経常損益は3507億円の損失(同:1225億円の黒字)となった。
なお、ANAホールディングスの通期業績予想では、売上高が前年同期比62.5%減少した7400億円に、損益面では営業損益が5050億円の赤字、経常損益も5000億円の赤字、そして当期純損益は5100億円の赤字を見込んでいる。
営業CF、第3波で年度内プラス化は困難に
四半期毎に堅調な改善もコロナ第3波影響
国際線旅客収入、96.3%減の323億円
国内線旅客収入も71.7%減の1563億円に
旅行事業、ツアー中止で営業損失47億円
旅行事業は海外渡航制限によって、同社グループが主催する全ツアーの催行が中止される事態に。一方、国内旅行については「上半期は低調だったが、10月1日から東京都がGoToトラベルキャンペーンの対象となったことから、需要が大幅に回復した」。