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2021.02.03

WING

自衛官定数変更、宇宙・サイバー体制強化で

日印ACSA締結見通しでインド追加閣議決定

 岸信夫防衛大臣は2月2日の閣議後会見で、2021(令和3)年度予算関連の防衛省設置法等の一部改正法案が閣議決定したことを発表した。この法案は、宇宙・サイバー領域の体制強化のため、新たな組織づくりのため自衛官定数を変更するもの。さらに物品役務相互提供協定(ACSA)について、インドとの締結に備えて関連規定を整備する。自衛官定数の変更は、2022(令和4)年3月31日までに政令で定める。日印ACSAは効力発生の日を施行期日とする。
 防衛省は防衛省設置法第6条において宇宙・サイバー領域での優位性を獲得するため、自衛官定数を変更して必要な部隊の新編・拡充を図る。宇宙領域では、航空自衛隊に宇宙作戦群(仮称)を新編して、体制を強化する。宇宙作戦群は、宇宙作戦隊が所在する府中基地に置く計画で、新編されれば同部隊を隷下に置くことになる。宇宙作戦群は約70人の体制として、うち自衛官が約60人にする予定だ。
 サイバー領域では、・・・・。