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2021.02.24

WING

空飛ぶクルマPAL-V、EASA認証基準が確定

型式証明取得向け実証開始、社会実装へ大きな一歩

 道路を走行することが可能な空飛ぶクルマ「PAL-V Liberty(リバティ)」を開発中のPAL-Vが2月23日、欧州航空安全庁(EASA)が、同機の認証基準を最終決定したことを発表した。同社はEASA認証基準が確定した世界初の空飛ぶクルマだとし、過去10年以上に及ぶ分析・テストデータ、飛行試験、駆動試験を経て、重要なマイルストーンを達成したとの見方を示した。既に並行して型式証明書取得に向けた適合性実証をスタートしているという。
 PAL-Vによると、同社とEASAは2009年に小型回転翼機の認証仕様書CS-27を基点とした認証基盤を開発することに合意。それ以降、両者は協力して1500以上もの基準リストを改訂し、新しい空のツールであるPAL-Vにも適用することができるようにしてきたという。PAL-Vの10年間のテスト結果に基づいて、EASAの専門家チームが「PAL-V Liberty」のための要件を最終決定した。
 PAL-Vでは、EASAによる認証基準が確定したことは同社の顧客にとって、・・・・・・・。

※画像=EASAが路上走行も可能な空飛ぶクルマ「PAL-Vリバティ」の認証基準を確定(提供:PAL-V)