19年度海外装備品移転許可件数は1179件

経産省、防衛装備の海外移転許可年次報告書

　2019年度における日本の防衛装備品の海外移転に関する個別許可件数が、1179件にのぼったことが明らかになった。ちなみに2018年度は1498件だった。2019年度に許可を受けたものを防衛装備移転三原則の運用指針上の類型別に分類すると、「我が国の安全保障に資する場合」として個別に許可を受けたものが1083件にのぼった。さらに「平和貢献・国際協力の積極的な推進に資するもの」として許可されたものは28件に。その他、「誤送品の返送、返送を前提とする見本品の輸出、海外政府機関の警察により持ち込まれた装備品の再輸出等の我が国の安全保障上の観点から極めて影響が小さいと判断される場合」に該当するものが68件だった。