中国Y-9哨戒機、沖縄-宮古島間を往復飛行

空自南西航空方面隊が緊急発進

　統合幕僚監部は4月4日、中国のY-9哨戒機1機が同日午後に沖縄本島と宮古島間の海域（沖-宮間）を往復飛行し、航空自衛隊南西航空方面隊が緊急発進して対応したと発表した。
　統幕によれば、Y-9哨戒機1機は東シナ海方向から飛来し、沖-宮間を通過して太平洋上で旋回。反転して再び沖-宮間を通過して東シナ海に至ったとのこと。当該機による領空侵犯や危険な行為は無かったとしている。
　前日の4月3日には、クズネツォフ級空母「遼寧」を含む6隻の中国海軍艦艇が沖-宮間を南下して太平洋に向けて航行しており、このY-9哨戒機1機もこの中国海軍艦艇の動きにあわせたものとみられる。

※写真＝空自機が撮影したY-9哨戒機（提供：統合幕僚監部）

※画像＝当該機の行動概要。前日に沖-宮間を南下した中国海軍艦艇の動きにあわせたものとみられる（提供：統合幕僚監部）