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産総研、抗ウイルスコーティング作製技術開発
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即時性・持続性に優れたコーティング
産業技術総合研究所(産総研)がこのほど、即時性に優れ持続性を有する抗ウイルスコーティングを作製する技術を開発することに成功した。この技術は新型コロナウイルスなどエンベロープ型ウイルス全般に有効性があるとされる界面活性剤を含浸可能でかつ徐放するコーティングを作製するもの。技術開発における評価では新型コロナウイルスと同じエンベロープ型ウイルスであるA型インフルエンザウイルスを用いたが、新型コロナウイルスに対しても有効性があるだろうとの考えを示した。産総研では耐洗浄性と耐摩耗性がみられたことから、人の手が触れる手すりやボタン、ドアノブのほか、防護服の表面や、救急車さらにはカーシェアリングでの車内壁やハンドル、シフトレバーなどの部品の表面へのコーティングが期待されるとしている。空港など、不特定多数の人々が行き交う場などにおいても、利用することが期待できそうだ。
この技術は産総研先進コーティング技術研究センター微粒子スプレーコーティング研究チーム・・・
※画像=即時性に優れ持続性を有する抗ウイルスコーティングを作製する技術の開発に成功(提供:産総研)