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2018.08.21

WING

夏季繁忙期実績、国際線利用率ANA0.2ポ減、JAL1.3ポ増

中堅も高い利用率維持、LCC国際線は低調に

 航空各社はこのほど、2018年度夏期繁忙期利用実績をまとめた。8月10~19日の合計10日間の各社実績を見ると、各社の国際線・国内線ともに利用率が8割台を上回る比較的高い水準で、好調だったといえる。大手エアライン2社(ANA、JAL)の国際線実績は、旺盛な訪日需要によって、旅客数が前年を上回るかたちとなった。全日空(ANA)では、提供座席数の伸びに対して、旅客数の増加が若干届かず、利用率が0.2ポイント下回った88.4%となった。しかし、プレジャー、訪日需要が好調だったこともあって、各方面で旅客数が前年を上回った。一方で、日本航空(JAL)の国際線は、利用率が1.3ポイント上昇した94.3%を確保。供給を増やした上で、旅客数がさらに増加したことで、利用率を押し上げた。好調な訪日需要によって、特に欧米線、韓国線、リゾート路線で利用率が好調に推移した。