ウイングトラベル
エクスペディアとエアアジア、AAEの合弁解消
エアアジアが株式売却、エクスペディア完全子会社に
エアアジアとエクスペディアは去る2011年3月に合弁会社「AAE Travel Pte」(エアアジア エクスペディア トラベル)を設立し、航空券やダイナミックパッケージの販売を行ってきたが、エアアジアは8月14日付けで保有する25%の全株式をエクスペディアに6000万米ドル(約66億円)で売却し、エクスペディアがAAEトラベルを完全子会社化した。エアアジアは非中核事業の整理を進めており、その一環。
設立当初の出資比率はエアアジア50%、エクスペディア50%の折半だったが、去る2015年2月にエアアジアが保有株式のうち25%をエクスペディアに8625万米ドル(約95億円)で売却し、出資比率はエクスペディア75%、エアアジア25%に落としていた。今回、残る25%も売却したことで、エアアジアはAAEトラベルから完全に手を引き合弁を解消した。
エアアジアは今回の株式売却により、非中核事業の整理を進める一方で、成長領域への投資を加速させる方針。具体的には、モバイルウォレットサービスの「BigPay」、オンライン展開も行うエアアジアの機内誌「Travel 360」、エアアジアのロジスティクス部門「Redbox Logistics」、機内eマーケットプレイス「Ourshop」などへの大型投資に充てる予定としている。
※写真=エクスペディアグループとエアアジアのロゴ