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2021.08.04

ウイングトラベル

★2020年航空旅客数、19年比60.2%減の18億人

 純損失1264億ドル、旅客輸送量落込み過去最大

 国際航空運送協会(IATA)は8月3日(ジュネーブ現地時間)、新型コロナパンデミックの影響を最も強く受けた2020年の航空旅客数が18億人に留まったことを明らかにした。コロナ禍前の2019年と比較すると、実に60.2%減少したかたちだ。IATAが同日発行したレポート「IATA World Air Transport Statistics」(WATS)のなかで、昨年一年間の実績を分析した。このなかでIATAは、全体の旅客収入は69%減少した1890億ドル(約20兆6000億円)まで落ち込み、純損失1264億ドル(約13兆7000億円)を計上。旅客輸送量は1950年頃からRPKに関する統計を取り始めて以降、過去最大の落ち込みを記録したとした。
 IATAによれば、国際線・国内線の旅客需要を示すRPKは19年比で65.9%減少した。なかでも国際線のRPKは75.6%減少するなど壊滅的に。一方で比較的回復が早くみられた国内線旅客需要だったが、それでもRPKは19年比48.8%減と、コロナ禍前の半分の水準に留まったという。

 

> 世界の路線数は19年比60%減、半分以下に
 ASKが56.7%減、L/Fも65.1%に急降下

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