ウイングトラベル
★観光大国のスペイン、インバウンド回復が急務
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出入国緩和交渉や航空便再開へ、国挙げて取組
JATAアウトバウンド促進協議会(JOTC)のウェビナーに登壇したスペイン政府観光局では、世界の観光大国であるスペインの状況について、「観光産業がGDPの10%以上を占めるスペインでは、観光の安全安心を大前提にインバウンド回復が急務。出入国の緩和交渉や、90%以上が航空で入るので航空便の運行再開など、国を挙げて観光復興に取り組んでいる」として、スペインでは5月から入国規制や行動制限を緩和してきており、夏休みに向けて域内需要を中心に需要が回復しつつあることが紹介された。
スペインは、コロナ前の2019年に外国人旅行者を8300万人受け入れ、フランスに次ぐ世界第2位の観光大国となっている。日本からスペインへの渡航者数は68万6000人で、全体の市場規模からいえばわずか1%弱だが、文化への興味や礼儀正しさ、消費額の高さなどから重視されているマーケットの一つとなっている。
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