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2021.10.12

ウイングトラベル

★アジアでも隔離なしでの観光客受け入れ広がる

 タイやシンガポールが先行、日本の判断注目

 国境再開が遅れていたアジア太平洋地域でも、ここに来て隔離なしでの観光客の受け入れ再開に舵を切る国が増えている。タイでは11月1日より、英国、米国、シンガポールなど10カ国の低リスク国からワクチン接種済みの旅行者を隔離なしで受け入れると表明した。シンガポールは10月19日より、隔離なしでの受入対象国にカナダ、スペイン、英国、米国など8カ国を追加するほか、11月15日から韓国を対象に追加すると発表した。その背景には、ワクチン接種の進展、欧米からの国際往来再開があり、アジア各国もコロナ禍からの経済再生で遅れを取るまいとの姿勢が透けて見える。そうした中、日本は短縮したとは言え10日間の隔離政策を続けており、往来再開の遅れによる経済への影響が懸念されている。日本政府の判断が注目されている。

 

 タイ、11月から隔離なしでの観光客受入再開
 英・米・シンガポールなど10カ国、日本は不明